ABAを取り入れて気づいた、子どもの成長のきっかけ


2人の子どもを育てている中で、気になる行動がいくつかありました。

家にあるお菓子を頻繁に取り合ったり、あまり関わりのない相手に対しても物を譲ろうとしないことが目立ったのです。

他の子たちが自然と距離を取ったり譲り合う様子を見るたびに、「うちの子は少し違うのかもしれない」と感じるようになりました。

気になって児童発達支援に力を入れている施設に相談したところ、発達障害の可能性があると教えてもらいました。

そこで紹介されたのが「ABA(応用行動分析)」という方法。特別な道具も必要なく、すぐに取り組める内容だったため、自宅でできることから始めてみることにしました。

まず着手したのは、お菓子の取り合いが起こりがちなシーンの改善。お菓子は人数分をきちんと分けて準備し、子どもたちが平等に手に取れるようにしました。

ただし、発達障害の特性からなのか、準備していても1人で複数個取ってしまうことがあります。

そんなときは、「まだもらっていない子がお願いをして、譲ってもらえたらお礼を言う」という流れを作りました。

このやり取りを繰り返すうちに、「1人ひとつずつ分け合うことの喜び」や「譲ることで感謝される嬉しさ」を、子どもなりに理解できるようになってきたのです。

今では、以前のように何でも自分で取ろうとする行動は減り、周囲を見て行動できる場面が増えてきました。

「一緒に遊びたい」と言ってくれるお友達も増え、子ども自身も人との関わりに前向きになっています。
三郷市の児童発達支援/


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です